2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日の風景と一年の終わり。 31 

2006年の最後の日、朝方少し曇っていた北陸の空は次第に晴れ渡り、夜は雪明が町を照らす、月が一段ときれいで、一層その寒さをつのらせる。 のどかな年の暮れは平和に過ぎて行った。町のスーパーやガソリンスタンドは最後の賑わいをみせ、『最後だよ、お…

ちょっとだけ知れば“初詣”も楽しさ倍増! 30

全国白山神社の総本宮、白山比竎神社(しらやまひめじんじゃ)の表参道に、この秋新しく出来たいっぷく処“おはぎ屋”のお正月準備(テント張りや屋台の準備)を午後から手伝った。時折早くも参拝客が訪れる。準備OK、ところで『初詣はどうするかな?』と考…

銀世界へと変わったふるさと“北陸”の雪景色 29

ゴーゴー地響の音で目が覚めた。 布団の中から時計を見ると午前3時半過ぎだ。家の前を大型ブルトーザー(除雪車)が通り過ぎる。通り過ぎた後は、今までどうりシーンと静まりかえる。 雪が少し積もったな、雪が積もるとすぐ分かる。雪が吸音材となって周り…

“笑い”は世の中の潤滑油、『来年は大いに笑おう』 28

大荒れの一日。夜が近づくに従い気温は下がり,雨が雪に変わり真っ白に雪が降り積もった。私は今日はおとなしく家の掃除、障子張りの手伝い。 ところで今日は、官公庁の仕事納め、公務員の方お疲れ様でした。正月三日までゆっくり休んで下さい。ところで、暮…

心あたたまる雪国の人たちと、木彫り彫刻の町“井波”を訪ねて 27

いよいよ年も押し迫り仕事納めの日。 朝から空は荒れ模様、でもさほど寒くは無い。 チューリップの町で知られる砺波に向かった。少し早めに出たので、高速道路ではなく、金沢の山間部、医王山のふもとを通り国道304号線を富山県福光(現南砺市) へ向かっ…

九頭竜川の伝説と心やすらぐ永平寺の境内 26

どんより曇った朝、少し眠いが早目に家を出て福井方面に向かった。 最近は時間があれば少し早く出発し、出来るだけ高速道路を使わず一般道を通るようにしている。その方が町並みも見れるし、新しい発見も有る。 加賀産業道路を手取川にかかる手取大橋(有料…

『白山登山から帰った。』は、“黄泉(よみ)の国”から帰ってくる事

金沢ではナント平年より23日遅れの、初霜・初氷を観測、確かに朝だけ少し寒かった。 このところ北陸は珍しい穏やかな暖かい日が続く、手取川沿いから白山連邦が良く見えるが、近くの山々は黒い緑の杉林が目に付く。 今日、私が以前働いていた会社の支店長…

クリスマスイブに思う、日本人と暮らし 24

今日はクリスマスイブ、Xmasの前夜祭(Xはキリストの意、masは祭日の意)キリストの降誕祭。もと太陽の新生を祝う『冬至の祭』がキリスト教化されたもの。ギリシア正教徒では1月6日『聖誕祭』と辞書では書いてある。 この時期、各家庭にはどこからかカ…

名古屋荒子観音寺と飛騨・白川街道を走る。 23

名古屋駅前の親戚で一泊、今日は“霊峰白山”の岐阜県側のふもと“白山長滝滝神社”を通りふるさとへ帰る予定で10時過ぎに一宮インターに向け出発した。 帰り際に義兄が、友人で名古屋市内の前田町、前田橋のほとり前田公園付近に住む前田さん、の話をしたのを…

クリスマスソングが流れる、利家ゆかりの城下町名古屋を行く 22

支社での打ち合わせと忘年会のため、昼頃曇り空の金沢を発った。 松任(白山市)や小松市の海岸から見る“霊峰白山”の姿は美しいので、もしかしたら見えるかと期待したが、無駄であった。 県境を越え、現存するの日本最古の本格的な城の石垣や天守閣が残る“丸…

忘れられた内灘砂丘の歴史と医王山系の山々 21

朝テレビで青島幸男の死を知った。漫才作家でデビューし、直木賞作家、タレント、東京都知事、そして参議院議員と、その肩の張らない庶民性・ユニークさは好きな有名人の一人であった。 今日は朝早く家を出て、金沢市の北に位置し能登への入り口“かほく市”の…

変貌する金沢駅前とふるさとの道路。 20

冬を忘れた小春日和、雪をかぶった霊峰白山がよく見える。先週末山麓にオープンしたスキー場も、この天気ではしばらくは一服か?・・・。 この時期、出来れば年内に片付けようと、やけにはやる気になる。 取引先への挨拶回りも早く終わらせなくては、今日は…

お正月準備がすすむ神社の境内と“どぶろく酒” 19

朝、久しぶりに白山比竎(ひめ)神社表参道にある『おはぎ屋』に来た。 今度“どぶろく酒”を店で造る許可が下り、22日頃より、いよいよ扱うようになるので税務署関係の人が来て、店の人は細かい指導を受けていた。 この“どぶろく酒”甘酒などとともに、昔は…

冬の石川を旅するには、これがおすすめ! 18

家に帰ると、関西に住む友人より何十年ぶりの懐かしい便り(メール)。 そう言えばもう年賀状を書く頃だ。 私の喪中のはがき(昨年は父94歳、今年は母が93歳で他界)を受け取った事や、元気でいることなどが書いてあった。そして最後に、正月は妻と石川…

北陸の“冬の味覚”はやっぱりこれに限る。 17

北陸は“米と魚がおいしい”とよく言われる。それは何故なのか? 気候と風土が大きく影響していると思う、北陸は日本のほぼ真ん中、亜熱帯と温帯の境界線でもあり、大量の雪が降る特異な地域と言える。 シベリアの寒気が日本海を渡る時、海水の蒸発による大量…

歴史が眠る、鶴来(つるぎ)船岡山縄文遺跡と青年の家 16

昨晩、石川県白山市の鶴来(つるぎ)船岡山にある“県立白山青年の家”の職員およびスタッフの、今年最後の情報交流会(活動の反省会)があり、私も思い切って参加した。(一泊) 正直いって、私みたいな年寄りは極めて少ない、ここで行われる小中学生の体験学…

裏通りに息づく、加賀百万石の文化 15

金沢は、よく北陸の小京都と言われれる。 しかし私は少し違うと思う。古い町並みが残る点はよく似てるが、よく見ると何かが違う、関西(大阪)に住んでた頃、よく京都にも行った。 古い町並みや文化遺産があちらこちらで見られ、落ち着いた風情ある私の好き…

初冬の立山連峰と、残したい散居村の里を行く

仕事で(越中)富山に行くことになった。金沢市の山側に今年開通し、国道8号線と平行に走る外環状山側幹線道路から北陸自動車道に入り、一路、富山に向けて走った。 市内を抜け、しばらく走ると県境のトンネルをくぐる。 この辺一帯は【倶利伽羅峠】と言い…

椿花咲く、野々市(ののいち)の朝の散歩道。 13

関西に住んでいた頃から、かれこれ5年以上も朝の散歩を続けている。(特に歳を重ねると、不思議と朝早く目が覚める。) 今朝も霊峰白山が見える田んぼ道を、野々市の方へ向けて歩いた。用水(富樫用水)沿いの遊歩道をしばらく歩くと、水に羽を休める鳥たち…

冬の健康(体力)づくりにチャレンジ! 12

『健康』、定年を迎えた(間近くなった)人には、何よりもこの一言に尽きると思う。子育ても一段落し、やれやれこれから趣味や生活を楽しまなくては、と思っても健康(心身とも)でなければ何にもならない、お金や、財産・地位よりまず健康だ。私もサラリー…

穏やかに晴れた北陸の冬空。 11

朝から霊峰白山が、手の届くように近くに眺められる。 北陸の冬には、珍しい穏やかな暖かい日である。近所の猫も、庭先で目を細め、いかにも気持ちよさそうに寝転んでいる。 この時期になると「今年は雪が、多いがかねぇー、たいしたこと無いやろがいね、○○…

加賀一向一揆終焉の地、【鳥越城跡】 10

早朝、たっぷり朝食をいただき、お土産に夕べ美味しかった“そばの実なめこ”(260円)を買い、近くの鳥越城跡に出かける為一人、旅館を後にした。 小雨でまだ薄暗いふもとに着いた、あいにく道路工事中に付き通行禁止、そう言えばこの道はマイクロバスが上が…

一向一揆の里【鳥越】は、名水と蕎麦の美味しい山村 9

今日は、午後から北陸鉄道石川総線加賀一宮駅にあった、観光ボランティアの旧事務所移転(白山神社表参道、おはぎ屋内に移転)に伴う解体の手伝い、 この加賀一宮駅の前には、古宮公園(旧白山神社の跡地)があり駅舎自体も、大変風情がある、私の好きな駅の…

白山市、旧鶴来(つるぎ)町は歴史が埋もれる町 8

いよいよ忘年会シーズンたけなわである。日本人は年の瀬になると必ず忘年会年を、明ければまた新年会をやらないと、どうも新年が迎えられないらしい、 私もご多分に漏れずお誘いを受けている。難しいことどうでも良い、お互いのこの一年を振り返りながらバカ…

かぶら(大根)寿司と加賀料理。 7

年の暮れが近づき寒さが増してくるとと、我が石川県では、かぶら(大根)寿司が盛んに作られる。 冬の保存食として、江戸時代ごろから伝わる、地元の伝統料理である。 寿司と言っても、普通の人が連想する(握ったご飯の上にネタが乗っている)寿司ではない…

加賀の千代女の里、松任(まっとう)は俳句の町 6

昨日は雪を頂き、キラり鮮やかに見えた白山は、今日は薄く霞がかかっていた。北陸本線JR松任駅前は、今、盛んに工事が行われ新しく生まれ変わろうとしている。そのすぐ前にあまり目立たないが、私の好きな建物がある、今日も途中ちょっと立ち寄ってみた。 …

いいねぇ、城下町金沢の夜景色。 5

昨晩はどうも寝つきが悪かった。 実を言うと、昨夕近くの銀行の駐車場行った時、いかにも運転のへたくそなオバサン(時としてセクハラに当るので注意!でもオッサンは?)が、車を出そうとしいるがなかなか出来ない。しばらくそのまま見てたが、何を思ったか…

白山麓に冬がやってきた。 4

朝、白山さん(白山比竎神社)表参道に新しく出来た“いっぷく処おはぎ屋”へと急な用事で出掛けた。 途中、獅子吼高原(ししくこうげん標高649m)の山並みは、雪の帽子をかぶりいつもとは違う姿だった。ついに来たか・・・冬だ!白山麓に少し遅れた雪が来…

すばらしい晩秋の白山比竎(ひめ)神社の表参道 3

吹き荒れる風、時々みぞれ交じりの雨そして雷鳴、なんともにぎやかな音に目が覚める。周りはまだ真っ暗、ただ冬の足音が確実に近づいてくるのが感じられる。 ふと昨日朝行った白山ひめ神社の表参道の景色が脳裏に浮かんだ、ひっそりと雨に濡れ誰もいない神社…

北陸の冬の訪れ雪雷。 2

昨晩からすごい雨そして雷、この雷をを我が北陸では“雪起こしの雪雷”と呼びます。 初めて北陸に来た人は「何で冬雷なの?」と驚きます。 一晩中ものすごい雨風と雷鳴が鳴り響きます。 これは上空にシベリヤからの寒気が入り大気が不安定になるからです。 だ…