大晦日の風景と一年の終わり。 31 

isikawanokinsan2006-12-31

2006年の最後の日、朝方少し曇っていた北陸の空は次第に晴れ渡り、夜は雪明が町を照らすが一段ときれいで、一層その寒さをつのらせる。
のどかな年の暮れは平和に過ぎて行った。町のスーパーやガソリンスタンドは最後の賑わいをみせ、『最後だよ、お買い得だよ、今年最後の奉仕』 店員の呼び込みも一段と熱がこもる。
朝方、近くのお寺に行ってみた。初詣の準備は整い、お寺の鐘も出番を待つばかり、正子(ね)の刻(12時)に百八の煩悩衆生の心身をわずらわし悩ませる一切の妄念)を除去する除夜の鐘
古来、にまつわる歴史があるが、あの音は何とも言えない心に響く趣がある。
私もこの一年 『しまった、悪いことをした』 とゆう時は多々有った。いろいろ反省はあるが、「この際忘れて来年は頑張ろう」と自分の都合いいように考える。
『自分に甘く、他人に厳しく』  たまに妻からチクリ言われる。他人に優しくするのはなかなかむずかしい、どうしても自分を正当化してしまう。
『来年こそは・・・』 今年の暮れも又反省、反省 (TVで見た“さる”と同じだ・・・)
夜は久しぶりに帰ってきた息子たちと、久しぶりに楽しく飲んだ(少し飲みすぎたが・・・)
やはり正月はいい、日本の残すべき“最大イベント”
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★くつろぎの広場
・「いろはのいの字とかけて、何と解く」・・・「船頭の手と解く。」・・・「その心はろ(櫓)の上にある。」
「ろの字とかけて、何と解く」・・・「野辺の朝露と解く。」・・・「その心はは(葉)の上ににある。
         
(落語「兵庫船」より。以下“いろは”順で、自分で続けてほしい。)

★歳時記

・掃かれざる、道も暮れけり、大晦日  (今村俊三)
・父祖の地に、闇のしづまる、大晦日  (飯田蛇笏)



☆夜を待つ、お寺の鐘楼  (撮影:12月31日朝)

☆暮れゆくふるさとの年の瀬の風景 (撮影:12月31日夕)