ちょっとだけ知れば“初詣”も楽しさ倍増! 30

isikawanokinsan2006-12-30

全国白山神社総本宮白山比竎神社(しらやまひめじんじゃ)表参道に、この秋新しく出来たいっぷく処“おはぎ屋”のお正月準備(テント張りや屋台の準備)を午後から手伝った。時折早くも参拝客が訪れる。準備OK、

ところで『初詣はどうするかな?』と考える時期、ちょつとだけ参考になればと書くことにした。(詳しい説明はこの際省く)
ちなみに今年(平成18年)の正月三が日の初詣客は約9400万人、(メチャ多い)第一位明治神宮(305万人)以下、成田山・川崎太師・伏見稲荷熱田神宮・・・とつづき著名な神社に集中傾向、普段信仰の薄い日本人とすればまさに異常だ。物見遊山的な初詣がいかに多いかが分かる。


①どこの神社仏閣にお参りしたらいいか?
・いつも行く著名な神社仏閣と、出来ればもうひとつ近くの神社・・・今の著名な神社は明治初期に意図的にランクずけされて有名になったものもあり、参拝の人も多いから、その分混むし、御利益も案分されるぞ?・・・その点近くの氏神は、いつもずっと昔から、今の地を守ってくれている身近な神様だ。年一回、お礼ぐらいしてはしておいた方が良いと思う。(どうでも良いが、ちなみに平成19年は恵方“任=みずのえ”で北北西よりやや北側、家から見て、ここに神社があればなお良いとされる。)特に何に御利益が有るのか由緒が有るはず、事前に調べると面白い。(最近はの神社は努力もしているが商売上手な面もあり、何でもかなえてくれるのはありがたいがちょっとした“総合病院”・・・)


②神社の鳥居をくぐるときは?
・神社の鳥居は元来、『鳥が居る(とまる)』からとか『通り入る』から来ている。つまり鳥居から先は神社(神)の領域。黙って人の家に入る人はいない、『こんにちは』とか『お邪魔します』と言うではないか、声を出しても神様は返事してくれないから軽く会釈をして門をくぐると失礼にはあたらない。ちなみに鳥は神を助けると言われ、熊野の伝説や日本サッカー協会のトレードマーク“三本足の“やた烏(カラス)”を思い出せば分かると思う。(でも鳥居のところで大声を出すと、変人扱いされるぞ)


③“手水舎”の水は酔い覚ましの水ではない、
・境内に入ったとき、“手水舎”で手と口を浄めなくてはならない。これは“禊(みそぎ)”と同じで身を浄め清めることだから、間違っても柄杓口をつけて飲んではならない、いくら年末年始で飲み過ぎても内蔵まで清めなくても良い。ついでに罰が当たらない様に正式なやり方を書く、柄杓ですくった水一杯で、左右の手、および左手のひらにうけた水で口を浄める。(順番は、まず右手に柄杓を持ち、水を左手にそそぎ、柄杓を持ち替えて右手にそそぎ、再び持ち替えて左手ひらに水を受け口を漱ぎ、再度、左手にそそいで、最後に柄杓を立てて残った水を柄の方に流し、浄める。)
これだけだが、きちっとすればカッコよく、通と思われるから一度暇な人は練習してみたら。


④境内にはいろいろな動物の像などがあるがこれは何のため?

・神社境内には、狛犬だの馬だの鳥・狐いろいろあるが、いずれも神を守り仕えるものたち、と考えていいと思う。(平安時代中期の今も“占い”などで登場する陰陽道の影響、安部晴明が有名)この中で“絵馬”もあり、たくさんの人が願い事を書くが、これは昔、神社にお礼として馬を献上していたものが、高価な為、絵馬に変わって行ったものと言われている。(詳細の説明省く)


⑤参拝はどうするの?
・拝殿では気持ちとしてお賽銭を上げ、(あくまで気持ちであり、多いから御利益が有るとは限らない、儲けた人は思い切りはずんでくれ、ただし領収書はなし)鈴があればこれを鳴らし、二拝二拍手一拝を行う、拝(礼)は腰を90度ほどに深く曲げることで敬意を表す。拍手も又古代から貴人への敬意を表すもので、歓喜や賛同を表現する行為である。打つときは左右の指先を揃えるのではなく、右手を心持ち下にずらす。なお、拍手(拍手)は通常二回だが一部の神社(出雲大社宇佐神宮など)では四回。八回が正式なところも有ると聞いた。(神社の拝殿には書いて有るので確かめたらよい) 参考までに、神拝詞(ノリトだと思えばいい)は略拝詞『祓い給い清め給え、守り給い幸え給え』でも良い。


⑥ペットは連れてってもいいか?・黙認している神社も有るが、・基本的には遠慮すべきで、目上の人の家に犬を連れて挨拶に行くのと同じにあたる。神社は本来遊びの場ではなく、極めて神聖な場所であり、大勢の人の中には厳格にこれを守っている人もいる事を忘れてはいけない。(私のようにいい加減な人ばかりではない)
ようは気持が大切、神代の昔からつづいて来た風習や形式にこだわる必要はないが、年の初めに神聖な場所に赴き気持ちを新たにすることは意義ある思う。それぞれに少しでも福が来るように祈る。


私の家は喪中だから派手なお正月飾りは出来ないが、花などで飾りそれらしい雰囲気は作った。 夕方、遠くに住む息子も帰ってきた。

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★くつろぎの広場
・風呂の順、オヤジが最後で、掃除つき
・妻だから、運転できる、火の車
・ウインドウズ、窓はあけたが、しめられず

                (某企業川柳入選作より)
★歳時記
・翌(あす)ありと、おもふもはかな、小晦日(こつどもり)  (蝶 夢)



白山神社総本宮の表参道“手水舎 ”(撮影:12月29日)

☆正月準備の神社の表参道、おはぎ屋周辺  (撮影:12月30日午後)