初詣に思う、2007年の夜明け 32

isikawanokinsan2007-01-01

“謹賀新年”
昨晩はひと眠りしてから、息子夫婦と白山(ひめ)神社へ出掛けた。
すごく寒いが、月明かりが雪を照らす中道の駅白山さん”の駐車場に車を止め、歩いて手取川に架かる和佐谷橋を渡った。
途中、凍りついた雪道に足を滑らしステンコロンと不覚にも見事ひっくり返った。(少し手のひらをすりむいた) 『雪道なのに、年寄りみたいにポケットに手を突っ込んでいるからやわ、』 妻にに又しかられた。(この場合は妻の言い分は正しい、)
しばらく歩くと神社の表参道に着いた“おはぎ屋”でちょっとだけ一服し、参道の鳥居をくぐった。 表参道の杉木立は例年にも増し、ライトUPされて明るく輝いていた。
午前0時10分前、神社の参道は整然と並ぶ人の長い行列、周りを見ると若い人がかなり多いカップルあり、グループあり、それぞれは,
待つ間も元気、元気。しかしみんな普段と違い今日ばかりは大人しくしている
そのうち、カウントダウンが始まった。5・4・3・2・1 『わー』と言うざわめきと、拍手が聞こえた。
突然近くの寺から、『ゴーン』と張り詰めた寒さの冬空に、低い音が響きわたる。
2007年の年が明けた。参拝を済ませ、おみくじのところで、宝くじでも当てる心境でおみくじの札を引く、わいわいがやがやと見せ合う、まったくの偶然でも“大吉”を引くとうれしいが、私はこのところ無い。今年もだ! 今度は生年月日で選ぶやつ、(陰陽道・風水などから来ている。) 我が家はこれが好き、やっぱり今年はおとなしくしていた方が良いらしい。 不思議とその気になってくる。(どうせすぐ忘れるが・・・・・)

新聞で読んだがおみくじは、正月三が日、石川県の著名な神社では“大吉”三割近く入れ、“凶”は入れてないらしい。 おみくじは大半、神社庁からの購入だから全国もほぼ同じケースが多いと思う。
神社もこの時ばかりはサービス精神が旺盛だ。(不謹慎だが、パチンコやのオープンセールにすこし似ている。)

たっぷり寝て起きてから、散歩がてら近くの氏神様、『林郷八幡神社へと一人で出掛け健康と家族の平和を願った。 この一年何事も災い無く、無事で過ごせますように・・・

【かささぎの、渡せる橋に、おく霜の、白きをみれば、夜ぞふけにける。】百人一首中納言家持)


ところで2007年と言えば、団塊の世代が大量に定年を向かえる年。『2007年問題』と言われ社会問題としてクローズUPされている。
定年後はどうしたらいいか? 一足早く定年となった私はたまに聞かれるときがある。 真っ先に言う、自分がしたい事、やりたかった事を見つけることである。
やりたい事が見つからなければ、いろいろやってみる事が良いと思う。(人生は一度だけだ)
そうすれば興味の有ることが、そのうち分かってくると思う。
一息入れたら、まずやってみる事だ。 家でごろごろするのも良いが、奥さんの負担にならないようにする事だと思う。(私の場合、ちょこまか動きすぎて逆に負担をかけるケースもある。)

だから私は今年は『何事もあわてず、ゆっくり・のんびりと。』にすることにした。【一年の計は元旦にあり』 古い言葉だが、年の初めは何か今年のテーマを決めることだ。・・・・・

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★くつろぎの広場
・定年後、妻をお慕い、申し上げ
・老人は、金持ちらしい、俺若い
・宇宙より、各駅停車の、旅がいい
 (ひがみ?)
                      (ぼけせん川柳より)

★歳時記
・積雪に、月さしわたる、年の夜  (飯田蛇笏)



☆神社の初詣の風景 (撮影:1月1日昼)

☆境内の初詣風景 (撮影:1月1日夜)
 
☆我が家のお正月飾りの人形たち (撮影:1月1日)