お正月準備がすすむ神社の境内と“どぶろく酒” 19

isikawanokinsan2006-12-19

朝、久しぶりに白山比竎(ひめ)神社表参道にある『おはぎ屋』に来た。
今度どぶろく酒”を店で造る許可が下り、22日頃より、いよいよ扱うようになるので税務署関係の人が来て、店の人は細かい指導を受けていた。
このどぶろく酒”甘酒などとともに、昔は(戦後まもなくは)発酵文化の盛んなこの地では、どこの家庭でも結構造っていたように思う。(ただしこれは密造に当たる。)その後廃れたが、最近は又人気が出て復活したが、どこでも造ったり、売ったりは出来ないので、なかなかお目にかかれない。
許可もなかなか取れないし、味も微妙に変化するので同じものが造れないらしい。
私も最近、何度か味わった事が有るが、とても昔懐かしかった。(ただし、おいしく感じるかは、若干個人差が有るように思う)
山麓では今まで民宿『獅子吼荘』(旧鶴来町)でしか味わうことが出来なかったが、この年末からは『おはぎ屋』でも飲めるようになる。(ただし飲酒運転厳禁


『おはぎ屋』に来たついでに表参道を神社に向かって歩いた。
いつもは静かな境内は、建築関係の人や車が出入りし、いつの間にか、木造の小屋が二棟造られていた。お正月の神札・お守りや破魔矢を販売するところである。
巫女さんの動きも、なんとなく忙しく感じるのは年の瀬か、・・・街に出ればクリスマス一色、忘年会へ急ぐ人の足も多くなった気がする。
いつもの年末風景である。私も、早く挨拶回りを終えよう・・・・

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★一口メモ
どぶろく
:滓(かす)を漉(こ)し取らない日本酒。濁り酒、もろみ酒、だくしゅ、しろうま、ともよばれる。

・忘年会平安時代頃の年末の公家の歌会が起源と言われ、今のように、その年の苦労を忘れるために、年末に宴会を催すようになったのは、江戸時代頃と伝えられています。当時は今と同じで、長屋の庶民もかなりにぎやかに騒いだらしい。(意外と古くからあるのですねぇー、くれぐれも飲み過ぎないように・・・そりゃお前の事だ!)
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★くつろぎの広場
・パンツが破れた、・・・・また(股)かい
・向こうの空き地に、囲いが出来たね、・・・・「へい(塀)」
・向こうの空き地に、塀が出来たね、・・・・・「かっこいい(囲い)」
  (古典落語より、笑いの研究参照)

★歳時記
・何に此の、師走の市に、行く烏(からす)   (松尾芭蕉
               

☆年の瀬を迎えた白山神社 (撮影:12月17日)

白山神社境内に出来た禊場(水修行する所) (撮影:12月17日)