クリスマスソングが流れる、利家ゆかりの城下町名古屋を行く 22

isikawanokinsan2006-12-22

支社での打ち合わせと忘年会のため、昼頃曇り空の金沢を発った。
松任白山市)や小松市の海岸から見る“霊峰白山”の姿は美しいので、もしかしたら見えるかと期待したが、無駄であった。
県境を越え、現存するの日本最古の本格的な城の石垣や天守閣が残る丸岡城が見える丸岡インターまで来ると、ポツリポツリとになり福井市の入り口、九頭竜川(白山より流れる川)を渡る頃には本格的に降り出した。
しばらく走りいくつかトンネルを越え敦賀市を過ぎた頃から空は少しずつ明るくなり、目的地名古屋に着いた頃には、いつの間にか雲ひとつない青空が広がっていた。
山ひとつでこんなにも天候が違うのかた感じる。
名古屋駅に有る親戚で一服し、歩いて名古屋市に出掛ける際、「雨、大丈夫かね。傘いらないかなあ」と義姉にいい、笑われた。
久しぶりに名古屋駅に行った。
人や車はやたらは多い、何か珍しい物がないかとキョロキョロしながら歩くと、すぐ人にぶつかる
すぐに疲れてくる、私は関西で結構長く住んだことは有るが、今はもう大都会には、とても住めないと痛切に感じた。
目の前に駅前の高層ビルが目に入る。最近又新しく増えた、今や世界の企業となったトヨタビル”だと聞いた。そう言えばここ愛知県(尾張)は信長・秀吉・家康を生み、そして我が郷土の殿様前田利家”ゆかりの地でも有る。
名古屋近辺は、昔、徳川尾張藩の居城名古屋城の城下町として栄え、このところ万博はじめ、元気の有る都市として発展している。
その原動力はやはりトヨタ、現代版の企業城下町でもある。
駅前には毎度おなじみの、クリスマスソングの音楽があちこちから聞こえる。
ケーキを持った人とも足早にすれ違う、一億総日本人はここ数日はキリスト教徒となり、正月は神社に行き、お寺参り、とめまぐるしく変わる。
中東などでの宗教戦争は無い、これも平和裏に神仏習合を図った聖徳太子のお陰か。(実際には諸説があるようだが、ここではややこしくなるので定説とする。)
何はともあれ、脇の下をくすぐられる様な“美しい日本”の言葉が乱れ飛ぶ『平和な国日本』 名古屋広小路通りの電飾も一段ときれいに輝く年の瀬である。

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★くつろぎの広場
・とこや行く、金・ひまあれど、髪がない
・土地も有る、家も有るのに、居場所なし

           (某企業サラリーマン川柳入選作より)

★歳時記
・声高に、冬至の山を、出てきたり  (鈴木六林男)


  
☆金沢大和のショーウィンドウ

  
香林坊アトリオのクリスマス

  
金沢駅百番街のクリスマスツリー
 (撮影:いずれも12月20日)