北陸は“米と魚がおいしい”とよく言われる。それは何故なのか?
気候と風土が大きく影響していると思う、北陸は日本のほぼ真ん中、亜熱帯と温帯の境界線でもあり、大量の雪が降る特異な地域と言える。
シベリアの寒気が日本海を渡る時、海水の蒸発による大量の水蒸気を含み、北陸の山にぶつかり大量の雪を降らす。山の水は何年も経てやがて伏流水となり、平野の米を育てる。
水の豊富な北陸には、おいしい米が出来る。特に有名なコシヒカリの新米の炊きたてなどはたまらない。
米ばかりではない、魚は能登半島沖で寒流(千島海流)と暖流(対馬海流)がぶつかり、両方の魚が取れる。
おまけに富山湾には日本有数の深海があり、深海魚も取れる魚の宝庫だ、その上さらに日本海はよく荒れる、魚はよく身がしまりますます美味しくなる。
今日も夜が近づくにつれ気温もぐんぐん下がり、屋根をたたくあられの音がうるさい。時折、雷が遠くで鳴っている。
“ブリ起こしの雷”だ!寒くなるとブリは油がのりますます美味しくなるし、よく捕れるようなる。寒ブリの刺身などはトロリとして味は最高だ。
ブリは又、出世魚(東京:ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ・大阪:ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ)としてお祝い事にも良く使われる。その他鍋料理には言わずと知れたカニそしてタラも美味しい、甘エビはもちろんだ。
寒い時は金沢の裏通りあたりで、地酒の熱燗か焼酎でいっぱい、、いいねぇー北陸、(若い娘が横にいればもっと良い、と思うのはちよっとぜいたく、すぐにそんな発想するのもオジンになった証拠か、)
かぶら寿司も珍味、そういえばもう年末、デパートにはおせち料理の見本がずらり
いよいよ正月かぁー・・・・・
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★くつろぎの広場
・ブリはいい!、生きてるだけで、出世する (某企業川柳入選作より)
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★歳時記
・年暮るる、目のなき魚の、如く生き (稲垣きくの)
☆金沢の繁華街夜の片町通り(撮影:12月14日夜)
☆長町界隈の雨に濡れる石畳(撮影:12月14日昼)