関西に住んでいた頃から、かれこれ5年以上も朝の散歩を続けている。(特に歳を重ねると、不思議と朝早く目が覚める。)
今朝も霊峰白山が見える田んぼ道を、野々市の方へ向けて歩いた。用水(富樫用水)沿いの遊歩道をしばらく歩くと、水に羽を休める鳥たちに出会う、鳥の事は良くわからないが、いろいろ出会える。
今日は、カルガモの群れとしらさぎに出会った。「冷たくないのなあー」と、思いな
カメラを向けた。
鳥たちを、いつも観察しているととても面白い、だいたいカルガモはペアでいる事が圧倒的に多い、たまに相手がいないのか、一羽でいるのも居れば又三羽でいる時もある。この時は、三角関係かとついそんな目で眺めてしまう。(私もまだミイハアだ・・・)カルガモに子供が生まれると、みんなが親の後についてヨチヨチ、とても
ほほえまし、なんだかほっとする時だ。(それに比べ人間社会は、このところどうなってしまったのか・・・・)
この遊歩道は、金沢方面に向けてかなり長く、よく散歩する人と会う、『おはようございます。』
知らない人と出会えば、ほとんどの人は挨拶する。都会では少なかったような気がした。遊歩道の続く野々市町は、昔田んぼが多かったが、金沢工業大学が出来てから一変し、やがて5万人の市になろうする学生の町、町花の椿(つばき)がととても多い、私の朝の散歩道も、ところどころに真っ赤な花がきれいに咲いている。
やがて来る冬、真っ白に雪をかぶった椿は、山茶花とともに一段と鮮やかだ、古里は何でもが絵になる。
そう思いつつ歩いていると、朝晴れていた空の雲行きが、突然おかしくなって来た、早く帰ろう・・・足を早めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★一口メモ
・野々市町:手取川扇状地の北東隅に位置し、北と東は金沢市、西は旧松任、南は旧鶴来(いずれも現白山市)に隣接している。町の歴史は古く、縄文時代から人々が住みついた。(御経塚遺跡)1488年国司、富樫政親が一向一揆に滅ぼされるまで、中世の加賀文化の中心地として栄えた。現在は学生も多く、金沢の衛星都市として発展し続けている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★歳時記
・仲冬の、水豊かなる、池日ざし、(志田素琴)
☆朝の用水に羽を休める鳥たち(撮影:12月13日朝)