“笑い”は世の中の潤滑油、『来年は大いに笑おう』 28

isikawanokinsan2006-12-28

大荒れの一日。夜が近づくに従い気温は下がり,雨が雪に変わり真っ白に雪が降り積もった。私は今日はおとなしく家の掃除、障子張りの手伝い。
ところで今日は、官公庁の仕事納め公務員の方お疲れ様でした。正月三日までゆっくり休んで下さい。ところで、暮の29日から明けて3日までの休日は、明治6年に政府によって定められ、その制度が今日まで続いていたとは私も知らなかった。
私はかねがね日本人はよく働く大手流通企業などの民間企業も含め、せめてお正月ぐらいのように日本人全体がやっくり休んでも良いのではと思っている。(ドイツミュンヘンの日曜日みたいに・・・)
どうしても必要な、一部の公共機関やせいぜいコンビ二神社仏閣の屋台ぐらい開いておればそれで十分。
『美しい日本!』より『ゆとりある日本!』を望みたい。
やれ『いじめ』『身内の殺人』汚職だと連日報道される事件にうんざりする。『お金持ち日本人』どうなっているのだ、心もつい暗くなる。
ところで少し明るい報道もあった。あの美人で人気女優の藤原紀香さんとお笑いタレント“陣内”さんが二月に結婚する
とても組み合わせが面白いと思った。芸能人の結婚・離婚にあまり関心がない私も「よくやった陣内君」そんな気持ちだった。あれだけの美女だ、きっと大富豪と結婚“セレブ”だと思っていたら、何処にでもいるような、お兄ちゃんとだからである。(失礼)

実は、私の家にはその藤原紀香さんの手紙が有る。(気でも狂ったかオヤジ!)。ただし私へのラブレーターでは無い(このアホ・ボケ・間抜け・クソジジイ、この際何でも言ってくれ、)いきさつは書けないが、正真正銘、直筆の手紙が有るのは本当である。
短いがきれいな字で丁寧に書いてある。あれだけ美人の彼女だが格闘技(プライドやK1など)も好きらしく、関西人(兵庫県気取ったところは感じられない。意外と面白いのかもしれない。TVが伝えるように細かい心づかいもするに違いない。

『お笑い』 今、私がもっとも関心の有る一つでも有る。
ちょうど一ヶ月前、あるパンフレットが目に留まり、あの有名な哲学者“西田幾多郎記念哲学館”(石川県かほく市)へと出掛けた。
“人はなぜ笑う?”『しあわせだから笑うんじゃない、笑うから幸せなんだ』
【特別展示】 円空 〜微笑みの写真展〜
【講演会】人間はなぜ笑うか 〜笑いの人間学 講師:井上宏(関西大名誉教授・日本笑い学会会長)
このセミナーをきっかけとして“笑い”をもっと知りたいと思うようになった。
人間は生まれて何日目位で笑うか?サル笑うのか?今年の干支だったはどうか?・・・・笑いは“健康”とどう関係が有るのか(笑った前と後の身体の変化)・東西の笑いの差? などなど分かりやすくてとても面白かった。(どうでも良いと言えばそれまでだが・・・・) いずれ機会があれば又書きたいが、今回はその一部を簡単に紹介する。
『笑う門には福来る。』お正月遊び『福笑い』『恵比寿、大黒様』など昔からお正月にも多く登場する。年末は紅白歌合戦や格闘技、明けてお正月番組はお笑タレントが登場する。年中お笑い番組ばかりだと、そのTV局は不謹慎と非難を受けるだろう。(そんな局があってもいいと思うが・・・) 日本人はそれだけジョークユーモアのセンスに欠け、お笑いをバカにする
(これは儒教の影響も否定できない。いい所でであり、悪いところでも有る。)
最近ようやく学術的にも研究が進み笑いが、誰もが一番簡単に出来る、身近な健康法だと分かりかけてきた。笑いは免疫力を増し、がんを殺すNK細胞が増えるなどのデータが発表されたり、登校拒否の生徒を毎日吉本(大阪なんば)で笑いを見せていたら、いつも間にか直ってしまったとか、落語リュウマチが直ったとか、具体的例もようやく多く集まるようになってきたとの事。毎朝鏡に向かって微笑む(出来れば声を出して笑う)事である。女性は自然と素敵な笑顔が身につくとも言われる。
日本のある神社(山口県防府市)で古くから伝わる神事が有る。神前で榊(さかき)を手におかしくなくても、とにかく出来るだけ大きな声で笑い合う。そのうち何もかも忘れ本当におかしくなり、自分も他人も笑ってしまう。笑った後は『すっきりする』らしい
笑いはポジティブなエネルギーを生み、周りも楽しくする。人と良いコミニケーションも図れる。楽しい笑いで緊張が解け『いじめ』も減った例もある。
来年はみんなで“アホ”(方言ではダラ、多分アホンダラを省略したものと思う)になり大いに笑い。明るく健康な暮らしをしよう
(心豊かに、一億総アホになるのもいいではないか・・・・みんなで渡れば、なお楽し)

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★一口メモ
西田幾多郎:明治3年(1870年)石川県宇ノ気町(現かほく市)生まれ、藤岡作太郎鈴木大拙とともに「加賀の三太郎」と呼ばれ、東京帝大文科大学哲学選科を経て不遇な青春時代を送る。四高(金沢大学の前身)・京都帝大などの講師、教授を経験し『禅の研究』をまとめ発表。その後全国から西田哲学”を慕って俊才が集まり『京都学派』と呼ばれた。

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★くつろぎの広場
・昼食は、妻がセレブで、俺セルフ  
・一戸建て、まわりを見ると、一戸だけ
父帰る、一番喜ぶ、犬のポチ    
・ボデコンを、無理して着たら、ボンレスハム
・ドットコム、どこが混むのと、聞く上司
・「妻」の字が「毒」に見えたら倦怠期
・プロポーズ、あの日にかえって、ことわりたい
・売る人の、顔見てやめた、化粧品
・パパ似だと、言われて泣き出す、わが娘
・『ゴハンよ』呼ばれて行けば、タマだった
・人が減り、給料減って、仕事増え
・OLの、口につけたい、万歩計
・目は一重(ひとえ)、アゴは二重(ふたえ)に腹は三重(みえ)

                   (某企業川柳入選作より抜粋) 
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★歳時記
・覚悟して、風邪引きに行く、雪見かな  (杉風)



☆高台にそびえる、西田幾多郎哲学記念館  (撮影:12月22日)

西田幾多郎哲学記念館からの展望 (撮影:12月22日)