地域振興と観光ガイド塾  109

isikawanokinsan2007-03-19

今日も肌寒く、夕方には小雪が舞う時もあった。二月は春のように暖かく、三月に入ると一転して冬に逆戻りである。今日は午後から夕方にかけ白山市の市役所に隣接する市民交流館で第一回の“観光ガイド塾”が開かれた。


市長の挨拶があり、今までのように行政がいくら力を入れて箱物(建物や施設)を作っても、それをいかに運営しお客様に来てもらうかが大事であり、行政だけでは限界がある。やはりNPOや市民によるボランティア活動が不可欠でり、これを機に是非地域振興に尽力してほしいとの内容であつた。



確かに高度成長時代と違って、これからはただ施設を作ればいいと言うものではない、ソフトの時代である。自治体も財政健全化など早急に進めなくてはならないのが現状で、今後はますます補助金を当てに出来なくなってきている。自力で生きてかなくてはいけない時代でと思う。


参加者(受講者)一人一人の自己紹介のあと、続いて金沢の観光ボランティアガイド『まいどさん』の会長の話があった。日頃ガイドとして実践を通じ“観光ガイドとしての心構え”を体験交えながら話しをしたが、共感出来る部分も多く大変参考になった。さすが230名のガイドを率いている人である。


よく勘違いしている人が多い、それはガイドをするには歴史や自然などの知識がないと出来ないと思っている事である。しかしそうではない。勿論、知識が豊富な事はいい事には違いないが、むしろ実際は専門家ほどガイドにむいてない事が多い。


ガイドとは、いかにその地に来て頂いたお客様を満足させ、喜んでいただきそして幸せな気分にさせるかである。フアンとなり再び来てもらうかである。むしろ営業の原点であり分野そのものでもある。 “もてなす心”と“熱意”そしてボランティアの精神ががないとそれはやれない。 自分が少しぐらい知っているかと思って自分のペースで話する。私もそうだが、これは観光ガイドの最も陥りやすい間違いである。自分が決して主役になってはいけないのである


講師として来ていた金沢の『まいどさん』の喜多会長は最後は“人格・人望”の問題だと話した。だから観光ボランティアガイドのなろうとする人はまず人格(人柄)を磨くことだ言う。 これはなかなか難しいことであるが私も出来る限り努力をしてみたい。


ふるさとを愛し、そして来た人に喜んで帰ってもらう。自分も楽しく他人も楽しく健康で生きがいのある生活が、自分の努力次第で実現出来るのがボランティアガイドなのである。


☆金沢の観光ガイドのHP http://www.kanazawa-kankoukyoukai.gr.jp/special/maido/maido.html
白山市の観光案内のHP http://www.city.hakusan.ishikawa.jp/kankosuishinbu/kankosinkou/link/kanko_link.jsp


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★くつろぎの広場
・会社慣れ、仕事のふりも、うまくなり
・ゴマすりも、課長になれば、芸の内
・会議中、うなずく者は、ねてる者
 
                (平成サラリーマン川柳より抜粋)
★歳時記
風光る、石を出られぬ、野仏に  (榎木冬一郎)




☆地元の観光ガイドはこれからの地域振興の担い手 (撮影:3月17日)