久しぶりの観光ボランティアガイドをして。 104

isikawanokinsan2007-03-14

先輩の地元観光ボランティアガイドの人の急な都合で、今日は久しぶりに午前中ガイドをする事となった。 最近仕事の関係もあり何だか忙しく、先日来地元料理の食べ歩き『山家鍋』のガイドの要請があったが出れなかったので、今日は久しぶりであった。


今日は『百万石ウォーク、鶴来(現白山市)の伝統工芸と蔵元を訪ねて』のガイドである。朝から天気のことが気になり、明るさが増してくる東の空窓から何度かみた。雲はあるものの何とか晴れてはいるが、今日も寒そうである


何時もより少し早く起き、ちょっと散歩しすぐ家に帰り、そして今日のコースを再度おさらいしたが、忘れかかった部分もあったのですぐ調べなおした。今日のお客様は女性が数人、もしかしたらこれに海外の留学生が入るかもしれない。


どのぐらいの歳の人か、どの程度の知識を持ってるかまったく分からない。ましてやいくら日本語が分かってても“外国人”が入るとますますややこしくなる。ガイドする事は本当に難しいと思うようになった。単に知識があるだけでは観光ガイドは出来ない。それをどうお客様に伝え満足してもらうかが重要になる。


幸い私は現役の時は民間企業で営業の部門にういたので、お客さんの難しさはいやと言う程経験した。満足してもらう事がいかに大変な事かであるが、お客さんに満足されてこそ初めて地元のガイドである。これは経験で覚えるしかない。同じことを説明しててもそれぞれの相手に理解してもらえる伝わる言葉で話さなければならないのである。


子供と大人では違うし、性別・年齢・関心のある分野・知識レベルなどいろいろである。今日のようにかなり違った人の混成だと、どのレベルに合わせるのかが難しいのである。しかし事前にまったく情報がない状況では、実践で合わせて行くしかない。


集合場所で待っていると、どうも留学生グループは(5〜6名)今日は別な用事が出来たらしく、日が変更になったようだとの情報が入った。急に気持ちも楽になった。15分くらい遅れて女性だけのグループ のガイドでスタートした。


ここ“鶴来(つゆぎ)の町”は金沢が栄える以前は、門前町として、藩政時代は宿場町として栄え海と山の産物の交換場所とし、昔は市(一六市)も開かれ大変に栄えたの町である。それだけに人口わずかな町なのに、和菓子や10軒をはじめ造り酒屋2軒があり、“醸造産業”もかなり盛んで味噌3軒・醤油3軒・麹(こうじ)屋3軒・酢1軒それに刃物(包丁・のこぎりなど)関係など多くの“伝統工芸品”などがここで作られている。


その他、神社(金剣宮・白山神社)やお寺(鶴来別院など)不動明王そして自然などたくさんの説明ポイントがあり、これを歩きながらガイドするのである。しかしガイドとしてはこれらの箇所を、プラン通りの時間(お客さんの帰りに都合もあるので)で案内する必要がある。トイレや食事なども含めこれも大変大事な事である。


今日は途中少し雪が舞う天気となったが、予定通りガイドを終えることが出来た。考えてみれば私も二時間以上歩いたことになる。自分の健康のためにもなり、ボケ防止でもある。地域貢献にもなるし、しかもたくさんの人と触れ合える。勉強は常にしなくてはならないが定年後はいいのかも知れない。

私の場合はボランティアとは言え、人のために尽くすなどと言う気負った気持ちは無い、何事も自分の為だと思っている。これからも仕事の合間にぼちぼち気長に続けて行きたい。


★全国観光ボランティア連絡会のHP http://www.nihon-kankou.or.jp/vg/vg_kenkyougikai.html

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★くつろぎの広場
・現在地、わからないのが、地図見てる
・本当に、記憶にないなら、ボケ議員
・どう見ても、読めぬ表札、かけている

                   (万能川柳より抜粋)

★歳時記
・垂れ髪に、雪をちりばめ、卒業す  (西東三鬼)



☆ガイドの途中で見た彼岸桜?の開花 (撮影:3月14日)

☆名所での撮影もガイドの大切な仕事 (撮影:3月14日)