驚いた春の雪とおはぎ屋の賑わい  97

isikawanokinsan2007-03-07

朝起きるて窓越しに庭を見ると真っ白に雪が積もっていた。隣の家の屋根も真っ白の雪をかぶり久しぶりの雪景色でとてもきれいであつた。 道で出逢った人も驚いた様子で『今年は冬がとうに終わったと思とったがに、今頃この雪はなんやろ』 平野では今日は今年一番の積雪だとラジオで言っていた。


例年だと当たり前の事で、三月の今頃でもこの程度の積雪は北陸では何も不思議ではない。驚き具合で今年はいかに積雪がなかったかが分かる。私もスキーも片付けてしまったし、今頃降ってもどうしようもないのだ。今日はすでに冬タイヤをはずし夏タイヤ変えた人による交通事故も相次いだとか、また付け直した人で車やさんも賑わったとか・・・・近所の梅の木に積もった雪で花も寒そうに感じた。


午前中予定していた用事が夕方に変更になったので、午前中に白山(ひめ)神社表参道にある『おはぎ屋』に向かった。 ここで今日は素人の主婦による手料理を食べるイベント『ワンデーシェフ』が開催されているので、雪景色の写真撮影と兼ねて様子を見に行った。


『おはぎ屋』のある白山神社表参道の駐車場はこの雪にも関わらず車がかなり多い。中に入ると大勢の人がおり、主婦が作った料理をおいしそうに食べている。写真を撮っている間もひっきりなしに来店がある。 雪は一段と激しく降ってくるのに続々と店に人が来る。 このイベントをここで最初にするにあたっては私も少し相談を受けたが、『やるんだったら県内で一番にやってみたら』と言った事はあるが、ここまで人気が出るとは関係者は誰も予想しなかった。


これも関係する人全員が一生懸命に取り組んだ成果で、毎週水曜日の11時過ぎから行っているがリピーターも多くなり、最近ではいつもてんやわんやである。案の定今日も予定オーバーでわずか一時間強で70食以上が出た。あまりの混雑振りに私も食事後の食器の引き下げなどを手伝う羽目になった。なかなか人集めが難しい中、しかもこの天候の中での賑わいはイデアと熱意が商売の原点でもあることを証明しているようだ。一年前は殆ど人影がなかった所でもある。


やっと一段落した後、雪の表参道を撮影に行った。人一人いない参道は見事な雪景色を私に見せてくれた。北陸の雪もまた見方によればいいものでもある。撮影を終え金沢に向かう途中、町中の商店街は雪でひっそりと静まりかえっていた。


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★くつろぎの広場
・計算の、うまい男に、金がない
・悩みごと、聞いて俺まで、悩んでる
・この俺が、話したことを、聞かされる

                     (万能川柳より抜粋)
★歳時記
・物の葉を、やがて落ちるや、春の雪  (成 美)



☆春雪の白山神社表参道  (撮影:3月7日)

☆春の雪に覆われた、いっぷく処『おはぎ屋』  (撮影:3月7日)

☆賑わうおはぎ屋の店内 (撮影:3月7日)