もうすぐ三月が来る。春だ！ そういえば春らしい日が多くなってきた。 春は又何かとせわしない季節でもある。 若い人には受験、卒業、そして入学、就職ががある。 サラリーマンや企業は決算、人事異動、組織変更など、何かとざわつく季節でもある。そして周りの自然も動き出す。梅が咲き、桜へと続く。殺風景な森も小さな芽がふきやがて緑に包まれて、山の動物も動き出す。 すべてが活動を始めるのが“春”である。
私は定年を迎えてから早くも一年が経過した。 朝、電話とパソコンで用事を済ませ今日は、以前妻から『これだけは絶対に忘れずにして』 と言われ、その後のびのびになっていた“確定申告”をする事にした。 ところがサラリーマンの現役時代は、給料は税金が源泉徴収されているから一切何もしなくてもいいし、細かいことは会社の女子社員に頼んだり、家では妻が何もかもしていた。だからいざやろうとしても何も分からないのだ。
そう言えば、昨年定年退職すると収入が殆どないのに、税金が何十万と請求がきた。今までは毎月の給料と相殺されていたから、『高い！』とは思っていても、「しょうがないか」くらいであったが、さすがに前年の所得の税金一年分を一括して払うとなると改めてその額の多さに驚いた事があった。
だから我が家のお局（おつぼね）様が『申告は、早めにしておいて！』とたびたび言っていたのを、ついほったらかしていたのである。 だんだんとお局様の機嫌が悪くなってきたのを感じたので、今日から取り掛かることにした。 しかし給料・退職金・株の一部処分・雇用保険金・企業年金・基礎年金一部・各種保険の切り替えなどなど昨年はよくお金が動いた。
何を申告すればいいのか、源泉徴収されたものは？ とにかくまずは源泉徴収表を探すことにした。しかしどこにしまったか分からないものがある。妻は探し出してくれたが、それでも出てこないものもあった。
昼ごろ町に出たとき、知り合いの女性に出合った。『どこ行くの？急がしそうやね』『うん、確定申告もせんとだめやし・・・税務署に相談にでも行こうかと思って・・』 そもそも私は悪いことをしている訳ではないが、どうも『警察』と『税務署』と聞くと気が進まない。 『それならすぐそこの市役所の支所でも相談コーナーがあるよ、そこへ行ってまず書類もらってきたら、簡単よ』 私はインターネットで申告したわ、
とにかく教えられた支所の３階に行った。４〜５名の人がおり、相談員が３〜４名いた。 『今日は、書類だけ取りに来たのですが・・・』 『いいですよ、解からなかったらいつでもどうぞ』 と声をかけられ少しほっとした。 とにかく申告して税金を少しでも少なくしなくては、それにこれだけ税金を払っているのだから、もっと公共機関を利用しなくてはと思った。 いろいろと税金について考えさせられた一日であった。
☆国税庁のＨＰ http://www.nta.go.jp/e-tax/01.htm
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★くつろぎの広場
・定年を、町内会が、待っている
・関白は、殿下の下かと、子に聞かれ
・定年を、向かえてわかる、父の地位
（平成サラリーマン川柳より抜粋）
★歳時記
・紅梅や、見ぬ恋つくる、玉すだれ （松尾芭蕉）
☆確定申告の相談に行った旧鶴来町役場（現白山市つるぎ支所）（撮影：２月２７日）
