昔の風情を残す“金沢の茶屋街” 85

isikawanokinsan2007-02-23

今日は朝から雨がしとしとと降る一日であった。金沢での仕事が終わった夕方、多少道路が混雑が激しくなりそうだったので、裏通りを通り家に向かうことにした。


犀川大橋を過ぎた辺りから裏道に入ったが、うっかり道を間違え野町交差点近くの“西茶屋街”に入り込んでしまった。 金沢の裏通りは道が細くおまけに複雑、それに一方通行もあり“茶屋街”をうろうろしてしまった。 この辺は最近整備されたが昔は『石坂』と言って遊郭(にしの新地と呼ばれていた)があった。 今も面影を残した町つくりがされ金沢らしい風情が感じられ、歩くのにはとてもいい所である。


ところで金沢には昔の茶屋街がここを含め三箇所ある。一番人気のある東茶屋街(ひがしちゃやがい)・西茶屋街(にしちゃやがい)・主計町(かずえまち)”いずれも市の伝統的建造物郡保存地区に指定されている。今から約200年位前の藩政時代に北国街道沿いの要所に迷路のような裏通りに出来、明治時代は“歓楽街”(新地)として大いに栄え、戦後の遊郭廃止により料亭に変わった。


今は観光金沢のスポットとして観光客の人は絶えない。雨に濡れる石畳の茶屋街は何となく落ち着いた雰囲気がある。 相合傘の若いカップルがいちゃつきながら私の車とすれ違った。 正直少しうらやましい感じもした。 (よそ見して事故起こすなよ!オッサン)


☆金沢の観光案内HP http://www.kanazawa-kankoukyoukai.gr.jp/

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★くつろぎの広場
・玉の輿、やっとのったら、冬彦さん
終電車、向かいに座るは、我が娘
・クマが出た!、カラスも出たぞ、三十路(みそじ)の目

★歳時記
・雪解けて、村いっぱいの、子どもかな  小林一茶



☆金沢らしい雨に濡れる東茶屋街  (撮影:1月10日)

☆おんな川(浅野川)にかかる梅の橋 (撮影:1月10日)