金沢セイモアスキー場の思い出  79

isikawanokinsan2007-02-17

朝、“白山青年の家”で6時に目がさめた。窓から見る少し明るくなってきた獅子吼高原(ししくこうげん)の山並みがすぐ近くにきれいに見えた。 自分の布団をたたみ、洗面、部屋の整理整頓そして食事をとった。(朝食もたっぷり頂いた)  お年寄りは朝が早いし、この“白銀の集い”に参加している人は極めてマナーもいい、トイレのスリッパも全員きっちり揃えて有るし、朝の挨拶も全員が交わす。今日の天気みたいにとてもすがすがしい。 おまけにこの県立白山青年の家は新しく建て直してので、設備も整っておりとても明るくて、なおさら気持ちがいい。(大いに利用すべきである。)


2日目の講習は9時半に金沢セイモアスキーに各自集合である。 車で20分ぐらいで着く、ところが8時前にもう出発する人が多く、ゆっくりしていた私もあわてて出発することにした。 聞くと今日は土曜日で天気もよくスキー場の駐車場に早く行った方がいいし、早く着いてひと滑りしたいらしい。 まるで数十年前のスキーブームの時のような感じで、ここでも恐るべき“老人(昔青年)パワー”である。


ペアーリフトに乗っている間、参加者といろいろと世間話も含め話をしたが、誰も“歳だから”と言う人はいなかった。 むしろ何事につけ意欲的・積極的でスキーの先生が教えてくれたように、どうしたらうまく滑れるのかで話が弾んだ。予定より早くお昼で閉校式があり所長さんから話があった後、参加者全員で記念撮影。 終った後は自由滑降で2時半解散との事であった。 昔青年たちと一緒にがんがん飛ばし気持ちよく滑ったが、さすがに私も少し疲れたので帰ることにした。 『ぼちぼち帰りませんか?』 私が言ったが、『もう少し滑ってからにします。』 そのスタミナにあきれてしまった。 この行事の係を頂いた県の職員の中年の人たちも、その元気さに苦笑いをしていた。 この二日間スキー場を駆け抜ける野生の小鹿も見れたし、又元気なお年寄りと一緒でき、そのパワーにただただ驚きを通り越してあきれるばかりであった。 今までは若者ばかりにスポットが当たったが、これからは商売も含めもう一度考え直す必要がある様にも思う・・・・ 


本当にお世話頂いた県の職員の方々やスキーの指導員の方には心からお礼を言いたい。来年も是非元気に私もこのイベントに参加したい。  帰り道に民宿の前に魚の形をした雪像があったが、ここ金沢セイモアスキー金沢市内から40分ぐらい。温泉(河内千丈温泉、宿泊可)もあり、何しろここを流れる川の“清流”はきれいなことで有名。岩魚やヤマメなどが住み、夏は清流の横に建つバンガローでくつろぐのもいい。 この地(白山市内尾地区)はその昔平家の落人が隠れ住んだ里でも有る。


☆河内千丈温泉案内HP http://hakusan-no-megumi.jp/hotspring/hotspring_detail.php?P=19
☆金沢セイモアスキー場のHP http://www.seymour.or.jp/ 


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★くつろぎの広場
・我が家では、進んでいるのは、時計だけ
・新調の、服で女房、舞ってみせ
・遺産分け、母を受け取る、人がない
                                 (万能川柳より)
★歳時記
・春待つや、空美しき、国に来て  (佐藤紅録)



☆ふるさとの流れる(瀬波川)の“清流” (撮影:2月16日)

雄大な冬山を昇るスキーリフト (撮影:2月17日)
 
☆河内千丈温泉“清流”と冬のバンガロー (撮影:2月17日)