白山麓の春の到来と仲間達  73

isikawanokinsan2007-02-11

今日午後から、白山麓尾口村(現白山市)東二口に伝わる無形文化財(ブログ48参照)でもある伝統芸能“でくまわし”(2/10・11・17・18開催)を見に行く予定であったが、昨晩は少し飲み過ぎてブログも書きさしのままで寝てしまい、朝起きるのも遅くなってしまっった。


予定を変え今日は老犬(ムク)の散歩などで家の近くをふらつく事にした。田んぼの中に鳥達がえさをついばみ、あぜ道にはスイセンの花が咲き、草の合間にフキノトウらしき小さい芽がわずかに顔を出していた。近くにはトラクターが止まっており、雪も無く、例年よりづっと早く田んぼのあぜ塗りも始まった。少し肌寒いが、のどかな早春を思わせる田園風景である。


朝方、海外に行っている息子から久々にうれしい便り(メール)があった。 さらに一番親しくしている仲間から電話があり、『今日久しぶりに“合掌(がっしょう)の会”で飲もう』 との事であった。 ところでこの会は15年以上も前スポーツ教室に通う子供達の親、夫婦6組(12名)くらいで何となく集まり作ったもので、子供が大きくなった今でも、不思議にこの“飲み会”だけは続いている。


当時、子供達が試合で勝ったと言い飲み、負ければ負けたで反省会と称してと飲み、子供達からは 『大人はいいなぁー、どっちにしても飲めるんだから・・・』 と多少皮肉を込めうらやましがられたものだ。その子供達は今では大きくなり結婚し、すでに子供が生まれた人もいる。しかし我々大人(熟年)の飲み会は今も続いている。


今日も近くの居酒屋“武る”で集まることになった。この店はかって子供だった者が成人し開店したもので、当時の子供たちが働き、飲みに来たりもするたまり場である。子供が大きくなった分、いつの間にか私も仲間も歳を重ねて『おじいちゃん・おばあちゃん』と呼ばれる年代となってきた。 気の置ける仲間と飲むのは今さらカッコつける事もないし、実に楽しい、一生づっと付き合える人はそんなに多くないものである。 いつの間にか疎遠になった人も多い、ましてや定年を向かえるとそうである。 ついつい話も弾み、遅くまで飲んだ。 最後は定例になってる男女(オジンとオバン)が一緒に手をつなぎ何故か “バンザイ” 店に来ていたほかの若いグループも、つい乗せられ一緒に “拍手” 世の中いろいろ苦しんでいる人も多い中、何とも気楽な仲間でもある。これも子供達のお陰でもある。  =“合掌”=


☆文弥人形浄瑠璃“でくまわし”案内HP http://shofu.pref.ishikawa.jp/portal/event/kiji.php3?kiji=200502020008
http://www.gogo8934.jp/contents/festival/iframe/bunya_festival.html#


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★くつろぎの広場
・喧嘩する、ために行くよな、夫婦旅
・母親の、スタイル娘にも、乗り移り
・母いわく、体重計は、壊れてる
          (万能川柳より抜粋)
★歳時記
・眺めるやる、野水の行方(ゆくえ)、春浅し   (松本たかし)


☆早春ののどかな田園風景 (撮影:2月11日)