歩いて見つける、石川の文化。  72

isikawanokinsan2007-02-10

昨晩は時々ものすごい雨であった。この分では昨日行った白峰の雪だるまもかなり融けたかなあ・・・・ガイドの予定も変更になったので今日は午後からの調べ事も有るし、金沢の繁華街、香林坊方面へと出かけた。


石川県、特に金沢は美術館や図書館などの文化施設が全国でも上位に位置づけされるくらい多い。最近出来た金沢21世紀美術館などは“オーケストラアンサンブル金沢と共に全国的にも有名になった。


兼六園に近い広坂通りを香林坊交差点に向かっていると、右に見える“県中央公園”に色とりどりのテントやのぼりが見え大勢の人が群がっていた。そう言えば今日から12日(月・際日)まで毎年この時期に開かれる“フードピア金沢2007”(食文化を広く紹介)のイベントがあったのだ。 物好きな私は、またまたここに寄って見ることにした。昨年来た時は、雪が多く主催者は大変だったようだが、今年は昨晩の雨で多少足元がぬかるんだ所があるものの歩きやすい。 会場には全国(北海道から沖縄まで)の名物の食べ物や名産品がテントの中で売っている。 鍋・ラーメン・そば・お好み焼き・饅頭・お菓子・海産物・お酒など口に入る物が何でも所狭しと並んでおり、これを大きなテントの中で大勢の人が美味しそうに食べている。(全国ラーメン横丁・炭焼きコーナー・ふるさと味の市・特設イベントステージなどがあり、期間中はここ以外の会場でも開催されている。)


金沢の“食文化”は豊富な海産物や山菜(海の幸・山の幸)が採れ、仏教文化にも支えられ昔から発達している。特にお菓子(和菓子)は全国的に有名なお店も多く、独特な美味しいものがいろいろ食べれる。 (詳しくは改めて後日紹介します。)


せっかくなのでここで少し買い物をして、歩いて目的地の“玉川図書館”に行くことにした。 以前ブログで紹介したが、金沢は裏通りを歩くと何か発見がある。 金沢の町の裏通りには多くの“用水”が流れている。殆どは今から約400年位前(藩政時代)から順次作られたもので、その付近には昔の武家屋敷や民家などがあった所だから、これに沿って歩いてみるのもいいと思う。 私も香林坊の裏通りを流れる“鞍月(くらつき)用水”沿いに歩いた。 曲がりくねった用水が町中をを流れている。意外と流れが速いので流れる水はとても透きとってきれいである。水の都、大阪などとは又違う風情がある。 用水の両側に小さなしゃれたお店が多数ある。


用水沿いを金沢駅の方向に少し歩くと、形の良い松の木と小さな鳥居と神社(祠)があった。案内板を見ると貴船明神”とあり、縁結び・縁切りの神社だと記されてある。 私はどこでも寺社に行くと軽く手を合わせ、写真代として少しの賽銭を置いてくる事にしている。 ここでも手を合わせ拝もうとすると、後ろで誰かの視線を感じたので振り返った。 若い二人ずれの女の人が変な顔で私を見ていた。 『あっ!そうか』 ここは私のようなオジンが拝むところではない。 (但し最近は熟年離婚が多いそうだから、今のところとしておこう・・・・・)


さらに歩くと町中の大きな公園(玉川公園)がみえてくる。この辺は昔“加賀八家の屋敷跡”があった所であり、今はその一角に“近世資料館”を併設した金沢市立玉川図書館”がある。付近には“屋漏堂”の石碑(質素を誤解され切腹した武士を偲んで立てた)があった。


都心の静かな森の中の図書館は、いかにも金沢らしいと感じた。金沢も町中は“観光都市金沢”らしく、どこもきれいで名所案内板もしっかりとしていた。

(※昨夜はスキー仲間と飲んで、ブログ途中でそのまま寝てしまった。)


☆フードピアランド金沢案内HP   http://www.kanazawa-cb.com/food/

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★一口メモ
【加賀八家】(かがはっか)加賀藩独自の世襲の家“年寄(家老)”八家を通称して呼んだ。5代加賀藩主“前田綱紀”(まえだつなのり)が決めた藩の最高機関の制度で、特別な待遇を与えられ“八家”以外は年寄に就くことは出来なかった。 ちなみに1690年当時、前田直作(1万1千石)・本多政長(5万石)・長尚連(3万3千石)・横山英盛(3万石)・前田高貞(1万8千石)・奥村時成(1万7千石)・奥村庸礼(1万2千石)・村井親長(1万6千5百石)が記されている。

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★くつろぎの広場
無人島にて】 ある時、大型客船が沈没し、それぞれ各国の男二人と女一人とが無人島に流れ着いた。 その後一体何が起こったか?  (あなたならどうする?)

・イタリア人・・・・男二人が女をめぐって争い続けた。
・ドイツ人・・・・・女は男一人と結婚し、もう一人の男が戸籍係りを務めた。
・フランス人・・・・女は男の一人と結婚し、もう一人の男と浮気した。
アメリカ人・・・・女は男の一人と結婚し子供が生まれたが、離婚し、親権を争う                 為にもう一人の男に弁護士役を頼んだ。
・オランダ人・・・・男二人はゲイであり、結婚してしまった。女は無視された。
・日本人・・・・・・男二人は、女をどう扱ったらよいか、東京の本社に携帯電話で                 聞いた。
・ブラジル人・・・・三人で楽しそうにカーニバルを始め、飽きることなく踊り続けた。                 
・ロシア人・・・・・女は愛していない方の男と結婚し、三人で果てしなく嘆き悲しんだ。

           
               (世界の日本人ジョーク集より)


★歳時記
・早春の、門すこしぬれ、朝の雨  (及川 貞)





☆金沢の裏通りを流れる用水“鞍月用水” (撮影:2月10日午後)

☆関係ない人は拝んではいけない用水沿いの“貴船明神”(撮影:2月10日)

☆都心にある森の中の“玉川図書館・近世資料館” (撮影2月10日夕)