百円ショップで見つけた、私の『お宝』 50

isikawanokinsan2007-01-19

体の調子も少し戻ったし朝出かけようと思ったが。いや待て、今年のテーマは 『バタバタせずに、もっとゆっくりのんびり生活を』 のはず、年が明けて2週間以上も経つともう忘れていた
長い会社勤めの習慣は一年や半年ではなかなか取れないもの、せめて午前中だけはゆっくりと思い、ようやく昼近く事務用品などを買いに近くのホームセンターなどを回った。


“ホームセンター”の玄関には、すごい量の“除雪用品”が並んでいた。スノーダンプママさんダンプ)やいろんな種類のスコップがあるが、まったく売れてないようだ。それもそのはず、まったく雪が降らないのだから必要ないので有る。昨年は売り切れ続出で、遠くの店までわざわざ買いに行った人もいる。だから商売は難かしい・・・
中に入ると、もう正月商戦は終わったのか、いつもは平日でも賑わう店内はひっそりしていた。何とか盛り上げようと、盛んに“バレンタインデー”“ひな祭り”の呼びかけを行っている。
女性が『ファッションの店』を好きなように、私はホームセンターなどをぶらぶらするのが大好きだ。 何か掘り出し物はないか、珍しい物がないか探す。それにしても、これだけの品揃えの大型店が出来ては、我々消費者はとても便利で有るが、地元の商店は「たまったものではないなぁー」つい数年前まで、この辺は遠くに白山が望め、一面の田んぼが広がるのどかな所だった。道路が出来たとたんに全国ネットの大型店があっと言う間に進出、ショッピング街と変わった。しかもすぐ近くにもうひとつショッピングモールも最近出来た。
小さい商店生き残るのは、何か今までと違うことをしないと容易ではない。
しかしこの事は、そっくり今の日本の“大都市”“地方都市”の関係にも当てはまる。どんどん大都市に人は移動し地方都市は力を失い、“爺婆(じじばば)の町”になってしまう。
活気にあふれた魅力有る街にする努力をすれば、まだまだ遅くはないと思う。


次にすぐ近くにある“百円ショップ”に行った。結構賑わっているし年配の男性もいる
最近確かに私と同じぐらいの年配男性(私も・本人たちもまだ若いと思っている)が多く見るようになった。それにしても何でも有るし、最近はかなりいい物面白い物も置いてある。
ふと棚の一番下で見えにくい所に目に付いたものがあった。
浮世絵東海道五拾三次』 のポスターセット、(5枚組100円)手にとって見た。
これだ!私がほしかったもの。“歌川(安藤)広重”が描いたあの有名な浮世絵『美術雑誌』で売っている本格的な物だと数万円はする。もちろん絵のすばらしさも有るが昔の風景や服装などよく見ると興味をそそられる。
昨年は約1週間かけて『中仙道』一人旅をした。ところどころに昔の宿場が残る本当にいい所だった。昔の東海道もいずれ、歩いて訪ねたいと思っている。 だからシリーズ全部(11セット53枚)その場で買った。しかしそれにしてもよくもこんなものを企画し販売したものだと感心した。


他人はどうであれ、私にとってのささやかな『宝物』 が又一つ増えた。
(何でいつもこんなくだらない物ばかり買うの、と言われそうなので自分の部屋にそっと隠しておこうと思う・・・)

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★一口メモ
【浮世絵】(うきよえ):江戸時代の安定期に入ると、庶民の中から今に伝えられるいろいろな文化が芽生え、特に歌舞伎・浮世絵はその代表的なものといえる。浮世絵は菱川師宣によって基礎がつくられ、日本人の美意識の芽生えとして、風景・遊里・芝居の情景・美女・役者・力士などの似顔絵を中心とした色刷版画として大流行し、喜多川歌麿東洲斎写楽葛飾北斎・歌川(安藤)広重などが有名、その後西洋の美術にも影響を及ぼした。

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★くつろぎの広場
・お茶入れた、憎たらしいから、指いれた
・帰りぎは、取らなきゃよかった、この電話
・休暇とれ、5時には帰れ、仕事せよ
               
             (某企業サラリーマン川柳入選作より)
★歳時記
・遠山に、日の当たりたる、枯野かな  高浜虚子



☆大型店が並ぶ近くの商店街 (撮影:1月19日昼)

☆百円ショップで見つけた私の『お宝』 (撮影:1月19日)