お正月疲れは、何と言っても近くの温泉が一番、 37

isikawanokinsan2007-01-06

昨晩、石川に戻ったが庭の雪はすっかり消えていた
お正月ももう6日目、一応いつもの行事も終わったし、今年は『もっと、のんびり・ゆっくりと、』が私のテーマだ。
今日は時々雨が強く降るし町に出ず、老犬の散歩した程度で家でゆっくり過ごした。夕方近くの手取川沿いに有る川北温泉に出掛けた。
この温泉、何とたったの200円(大人)で入れる。サウナ付き(むろん無料)で湯壷も3つあり、そのうち1つは“総ヒノキづくり”だ。リラックスルームありで、子供の小さい頃はよく私も一緒に連れて行った。今にして思えば二人の子供(男)が高校生近くまで、お互いに背中を流したりもした。 (私も小さい頃、亡くなった親父に背中を痛いぐらいにこすられたり、親父の背中の大きかった事ぐらいは記憶にある。)

風呂(温泉)は“親と子、裸の男同士”コミニケーケーション場でもあった。
この温泉、石川県川北町にあり、例の竹下首相の時の『一億円ふるさと創生資金』で作られたものと聞いている。
もともと石川県は白山火山帯もあり、やたら温泉が多い、(いずれ機会があればそれぞれ紹介する。) 加賀温泉能登和倉温泉は有名だが、白山市だけでもあまり多すぎてはっきり答えられない。温度も高く“かけ流しの温泉”も多いし、料金も比較的安い。今はどうか知らないが、そもそも全国の風呂屋さんを経営する人の、一番多い出身地は石川県だと以前はよく聞いた。
私も昨年秋、白山麓の商工会の方々と、『温泉と健康』 『薬膳料理と健康』セミナーを受講した。
とても言い尽くせないが、今日はもっとも基本的(あたり前) な“温泉療養と入浴の仕方”を書きます。

①最初の入浴は1日あたり1回程度、その後は2〜3回とする。
②療養に必要な期間はおおむね2〜3週間、ただし開始後3日〜1週間ぐらいで『湯あたり』 が有ることが多く、この時は一時的に入浴を減らすか中止し回復を待つ。
③入浴時間は初めは3〜10分程度とし慣れるに従い長くする。
④運動入浴以外は安静が良い
⑤あがる時は“かけ湯”“温泉成分”を流さない(シャワーなどしない) 但し『湯ただれ』など有る人は流すか、拭くかする。
⑥入浴後の『湯ざめ』には注意する事
高血圧や心臓病など疾病の有る人は、42℃以上のお湯には入らない方がいい
⑧熱いお湯に入る場合のめまい食前・食後すぐ、あるいは飲酒の後などは特に注意を要する。
 (どこの温泉でも、この事は書いてあるから確認のこと)
 
又温泉の泉質による各種の身体への効果も有るが、短期間に効果を期待するのは無理、むしろ筋肉の緊張を解き、“ストレス解消”などの精神面の効果のほうが大きいようだ。入浴による運動効果(エネルギーの消耗)もあり、お正月の運動不足や、飲みすぎ、食べすぎ、寝不足(寝すぎ?)の疲れにはもってこいである。

冬はゆっくり暖かい温泉につかり、大いに笑うのが一番いい。ぜひ今から田舎の温泉(又は近くの銭湯)にでも“ぶらり”出掛けよう。(子供や孫と一緒だとなおいい)

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★一口メモ
川北町:県南西に位置する手取川北岸の扇状地、人口6千人弱、面積約15平方キロの極めて小さい町県内有数の農業地帯であり、住民のほとんどが農業に従事している。手取川の氾濫とともに歩んだ町の歴史が残るが、今では大手エレクトロニクスの企業進出などで町の財政が豊かで、町村合併はしなかった町のひとつ。
伝統産業に“加賀雁皮紙”(がんぴし)があり、草深(村)の剣豪“草深甚四郎”は短剣では負けたが長剣では、あの塚原卜伝に勝ったと伝えられている。毎年行われる『夏の手取の火祭り・花火大会』県下最大(昨年は1万発以上)の規模で地元では有名。
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★くつろぎの広場
湯の旅の、疲れをいやす、家の風呂  (万能川柳より)
★歳時記
・欅(けやき)あり、さびしからざる、寒の空  (大井雅人)




川北町より見た“霊峰白山” (撮影:12月26日)